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相続人が確定したら次に、相続財産を確定する作業を行います。
生前に準備している方であれば、どこにどれだけの財産があるのかは家族に伝えてあると思いますが、念のため、整理してみるようにしましょう。
・土地
・建物
・銀行預金、郵便貯金
・株式、証券
・価値のある美術品
など、漏れのないように整理していきます。
できれば、目録のようなものを作るといいでしょう。遺産分割協議書に添付できるように丁寧にまとめるといいと思います。
こちらを参考にしてください。(土地遺産目録.pdf、建物遺産目録.pdf 、現金・預貯金・株券等遺産目録.pdf)
<遺産の整理で気をつけたいこと>
1、借金の有無の確認。
第一に考えたいことは、借金がないかどうかの確認です。督促状だとか、借用書だとか、金銭消費貸借契約書などがないかどうかよく確認しましょう。
遺産よりも借金の方が多いようであれば、早めに相続放棄の手続きをとることを考えましょう。
2、へそくり等の隠し財産の有無
へそくり等があることも無きにしも非ず。しっかりと、部屋の中を整理して、へそくりがないかどうか確かめましょう。たまに、数百万もの貯金が入った通帳が見つかったりすることもあるかもしれません。
本人も忘れているということもあるかもしれません。
額の裏、書棚の裏、本の中、小物入れの中など・・・、隅から隅まで調べるようにしましょう。
3、もしも遺産分割の後で財産が見つかったら・・・
遺産分割のときは、見つからなかったけど、後で探したら、見つかったという場合、また、遺産分割しなければならないのでしょうか?
あまりに多額の金額であれば、もう一度分け合うのが望ましいかもしれません。小額であれば、見つけた人がもらってしまってもよいかもしれません。
ただ、こうした事態に備えて、遺産分割協議書には、
「その他、当遺産分割協議書に記載のない一切の財産は○○が取得する。」
という文言を入れておくことが望ましいです。
こうすることで、誰がもらうかで揉めることはなくなるはずです。
→この記事で参考にした書籍一覧
あなたが亡くなるときに家族や親戚に迷惑をかけたくないならば
あなたの死後、財産をめぐり家族が争わないように「遺言書」を作成することはもちろんですが、それだけでは、老後、安心して生活することはできません。
例えば、あなたが、寝たきり・痴呆になってしまうと、あなたの面倒を誰が見たらいいのか?で家族や親戚がもめることになります。
そうならないように、はっきりと、誰に面倒を見てもらうかを決めておくことが大切です。その際に役に立つのが、「任意後見契約」という契約です。
もちろん、あなたの面倒を見る人に対しては、相続財産を多めに分配するといったような配慮も必要ですから、「遺言書」にも反映させるようにする必要があります。
さらに、あなたの病が進行して、手の施しようがなくなった場合、延命治療を延々と続けることは、あなたにとっても苦痛ですし、家族や親戚にとっても負担になるものです。
一切の延命治療をやめてほしい場合には、あらかじめ「尊厳死宣言書」を作成しておくと有効です。
これらの書面の作成を、遅くとも、定年を迎えたら、考えておきたいものです。
「その死に方は、迷惑です ―遺言書と生前三点契約書 」という本は、こうしたことが、一般の方にもわかりやすいようにまとめられているお薦めの本です。
ぜひ、家族みんなで一読してみてください。
葬儀後の手続き・相続手続きをもれなくこなすためには・・・
被相続人の死亡後の相続手続きについては、完全に理解できている人は少ないと思います。
たとえ、親戚が亡くなったときに、どんなことをやっていたか、話を聞いたりして、知っていたとしても、実際に自分の番になってみると、戸惑うことが多くて大変なものです。
相続財産をめぐる揉め事が無く、相続手続きさえ済ませられればよいというのでしたら、「葬儀後の手続き・相続のすべてがわかる本
」のような本を参考にするとよいでしょう。
葬儀後の手続というのは、やることがたくさんあります。
遺産の分割は、相続手続きのごく一部に過ぎません。
意外に忘れがちなことが結構たくさんありますから、「葬儀後の手続き・相続のすべてがわかる本
」に書いてある通りに手続をこなして、もれなく、手続を行うようにしたいものです。